もう一つの桃太郎
昔々、ある国の王様が劣勢の戦況の中、戦禍を逃れて生き延びさせようと
生まれたばかりの娘を布にくるみ篭に入れ川に流しました。
篭は桃のように見えました。
川下の国は敵国でしたが、善良な老夫婦も暮らしております。
流れてきた赤ん坊を拾い桃太郎と名付け育てました。
男の子と勘違いしたのです。
桃太郎は見事なお転婆娘に成長しました。
とはいうものの、貧しい農村では子供は口減らしとして
売られたり、せいぜい宮本武蔵みたいに雑兵として領主の軍に入れたらええ方、
という戦国乱世のような時代。
桃太郎はそんな宿命に反発して、敵国征伐に行くと言い出しました。
滅びなかった国の王様は、成長した娘を捜し出し、様子を調べさせるために
三人の使いを送りました。
猿と犬と雉です。
三人は何も知らずに祖国に攻め入ると宣言した娘、桃太郎を監視するために
家来となります。
お話しはここまで。
キャラクターを紹介します。
赤鬼と呼ばれた(多分この国独特の髪型のせい)桃太郎の実の父親である王。
青鬼と呼ばれた母親である后。
桃太郎育ての親である爺婆。
猿、犬、雉。
そして、お転婆娘の桃太郎。
です。
生まれたばかりの娘を布にくるみ篭に入れ川に流しました。
篭は桃のように見えました。
川下の国は敵国でしたが、善良な老夫婦も暮らしております。
流れてきた赤ん坊を拾い桃太郎と名付け育てました。
男の子と勘違いしたのです。
桃太郎は見事なお転婆娘に成長しました。
とはいうものの、貧しい農村では子供は口減らしとして
売られたり、せいぜい宮本武蔵みたいに雑兵として領主の軍に入れたらええ方、
という戦国乱世のような時代。
桃太郎はそんな宿命に反発して、敵国征伐に行くと言い出しました。
滅びなかった国の王様は、成長した娘を捜し出し、様子を調べさせるために
三人の使いを送りました。
猿と犬と雉です。
三人は何も知らずに祖国に攻め入ると宣言した娘、桃太郎を監視するために
家来となります。
お話しはここまで。
キャラクターを紹介します。
赤鬼と呼ばれた(多分この国独特の髪型のせい)桃太郎の実の父親である王。
青鬼と呼ばれた母親である后。
桃太郎育ての親である爺婆。
猿、犬、雉。
そして、お転婆娘の桃太郎。
です。