In Stillness

十日恵比寿へ行った。 本殿お参りの帰り道、御神楽奉納の建物があった。 小さな屋台のような小屋で、表に扉は無く、外から立ったまま、舞を見学出来た。 小屋の中には床几が並べられ、お客さんが奉納、厄払いを座って待っていた。 巫女さんによる御神楽が始…

考えたら、自分のためにイラストレーターになったわけではなかった。 人の描いた脚本、人の演出に隷従する年寄りの俳優になることが嫌になり 演劇をやめ、サウナでバイトしながらデザイン学校の夜間に通い始める。 明日に己の課題を持ち続ける年寄りになりた…

北堀江のART HOUSEさんで今月末予定されていた個展が 作家さんの転居によって中止になったそうです。 オーナーさんは急遽、ご縁のアーティストに順番に声をかけて 『新春駅伝お絵描き大会』と題した、それぞれのタイトルを尻取りする企画展を発案された。 私…

夕食の辞退は困難だ。 これは妻の作戦だろうが 嬉しそうに可愛らしく 『晩ご飯、出来たよ！』と 僕に声をかける。 メニューも僕が辞退しずらいほどの粗食。 あの暗く悲しいブチ切れを思い出すと 食べないとは言い難い。 朝 小型のトースト 2枚 昼 おにぎり 1…

神戸の市政は大嫌い。 震災の時も 『やったー、これで都市再開発がバッチリ』 のような姿勢で被災者を軽んじた。 一人暮らしの老人が 住み慣れた街から、馴染みの欠片ももない 街に移り住まされ、孤独死を重ねた。 今もやり方は何も変わらない。 板宿と妙法…

昨年のクリスマスはプレゼントも出来なかった。 だから、明けた26日、彼女を嵐山に誘った。 桂に着いたのが12時半頃。 天気がよく、まだまだ日は高く 嵐山の絶景を浮かび上がらせてくれた。 メインディッシュは湯豆腐屋さん『いこい』での 湯豆腐。 日差しが…

夕食は食べない、と言ったら 妻が、僕の茶碗を床に叩き付けて割り 『そんなに私と一緒に食べるのが嫌なの！』 と怒りだしたので そうではない、私は食べないが、君が食べている間、ここにいるよ。 と説得した。 妻は泣き出した。 難しい。 夕食を拒否するの…

やはり、なかなか難しい。 朝、何も食べずに仕事するのは。 妻がパンを焼いたので、いただいた。 餓死の理解が得られなかった妻にも 朝は食べる、でも晩は食べないと言って納得してもらった。 1月9日(決意前) 朝 トースト一枚 昼 なし 夕 ゴータマショコラ(…

羽子板は無事搬入出来た。 売るつもりはないので、セットで10万円、と申し出たら 『売るつもりはないって感じしかしないから、5万円にしたら！』と説得され 反論しても喧嘩になるので、同意した。 10万円の値打ちはない、ということだ。 暮れの収入がゼロで…