klimbrothers’s 童話と絵ブログ

本当ハ面白イクリム童話と絵描きグスタフクリムのブログです。

正論----ほんのお気持ち

ある人から

『口だけ達者で、行動せず正論しかいえない人はしょうにあいません。

まるで何処かの政治家みたいだ!どうぞ、ご自分の世界で正論並べ立てて

がんばってくださいね! ただ、貴方の様な方に人を揶揄する権利はありません。

人を悪くいう癖は辞めた方が、作家として もっと皆に共感得られると思います。』

と罵られた。





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正論かぁ。




日本語の謙虚な表現に

『ほんのお気持ちです。』という言い方がある。

確かに、人は実利からしか益を受けないのかも知れない。

実務がなければ心も形にならないかも知れない。

いや、それ以上に人が他人の心を嫌うことを承知して、

心自体を小さく語っているのかも知れない。



でも、僕は心が好きだ。

実務に追われて、それに心を奪われることがある。

その失敗をぼやいて、心を忘れることがある。

けれども、それに込めた心さえ失わなければ

何度でもしくじっても構わない。拙くても構わない。

心を忘れなければ、失敗の中に気付かなかった本当の自分を発見し幸せを見つけることだってある。

そうすれば、僕の心さえもっと深くもっと大きくなってくれるかも知れないのだから。




僕の言葉も僕の心だ。

僕の絵が僕の心の現れであるのと同様に。

拙くとも、大切にしたいのは

心なのだ。

自分の心を語ることが『行動もせずに正論を語るだけ』というなら

僕が絵を描くことは

僕の心を人に押し付ける、ということだろうか?

心を隠せということなのか?






僕の絵も僕が信じる幸せの心なのだ。

僕の絵本も

僕の言葉も。

信念かも知れない。

信仰かも知れない。

出来ることなら、心を届けたいのに。




そして人の心が届くことを僕は待っている。

そうして何人もの人から幸せをもらったのだ。

そして時々そこにあるに違いない心の届かぬことを惜しんだのだ。

これからもささやかでもかまわない、心が届くことを待つ。

幸せの心を。




これが正論なのですか?