ガマガエル
お湯につかって、ふと見ると
さっき、湯船の隅に、落とさないようにと
ぎゅぎゅぎゅ、っと置いていたタオルが
僕を睨みつけて、せせら笑うガマガエルに見えた。
う~~ん、どうしよう!
しばらく、睨み返していたんだけど
我慢できなくなって、妻に・・・
『リュックサック持ってきて~』。
リュックサックからスケッチにいつも使ってるスクラップブックとコンテを取り出し
お湯につかったままスケッチ。
し始めるや否や、足がつった~~~~!!!
眼鏡もなし。ぼけぼけのまま描き終えた。
妻にもう一度声をかけてリュックを引き取ってもらったら・・・
なんと、足が冷えた、足湯させて!と彼女が湯船に・・・。
どひゃ~~~!
早よ、ゆっくりつからせて~~~!
やっとゆったりしながら、タオルで顔をぬぐっていたら・・・
あ、あのガマガエルちゃん、
どこにもいない。