間奏曲 第一番
石丸寛指揮 東京都交響楽団の演奏で
懐かしい、懐かしいヴォルフ・フェラーリの『マドンナの宝石』を
聴きながら・・・閃いた。
GKは美しい女性を描きたい訳でも、美しい女性で作品を魅力的にしたい訳でもなかったんだ。
紙の上に、どこからか降りて来た女性に
彼女に相応しい景色をプレゼントしたいだけだったんだ。
もちろん、超ズッコケなものばっかりだけど・・・。
もちろん、彼女は喜ばないかもしれないけど・・・。
だって、GKはずっと片思いの人だから。
あ、もう一人の私が私を脅している。
お金が無いぞ!
灯油ももうすぐなくなるぞ!
引越の準備をさっさとしろ1
引っ越しても、一文無しで、家賃どころか光熱費も何もかも払えなくなるぞ!
いますぐ収入にはつながらないけど、頂いてるお仕事は何時やるんだ!
お年賀状のお返事もまだ半分しか書けてないぞ!
切手代はあるのか?
ちゃんと説明出来るのか!
エージェントへ行って、仕事をもらうと言っても
ちゃんと自分をアピール出来るのか!
まあ、駄目元だけど、ポートフォリオを、ちゃんと用意出来るのか!
嗚呼、怖い!怖い!