哀愁
昨夕の話。
『食パンお粥』が主食の僕は、あと一枚になっているのに気付いて、
もう午後7時近くだったけど、お買い物に出かけました。
外へ出ると、まだ微かに光は残っていました。
気になって、西の空を見ると、もうお陽様は沈み、
夕焼けもなくなっていたけれど、
ほのかに輝くお空に、六甲山は、
手前の建物のような漆黒のシルエットではなく、
色鮮やかな紺色でもなく、
淡い淡い蒼色に染まっていました。
それを見つめた瞬間、不思議なことが起こりました。
涙が込み上げて来たのです。
悲しい想い出が蘇った訳でもないのに。
六甲山は静かに眠っているように思えました。
こんな日常茶飯事、雑事の最中、
まるで、旅の途中であるかのように、
センチメンタルな映画の1シーンと出会ったかの様に、
哀愁を帯びた六甲山に心打たれました。
愛しくて愛しくて・・・涙がこぼれそうになりました。
本当に不思議な体験。
大切にしたい・・・・。