klimbrothers’s 童話と絵ブログ

本当ハ面白イクリム童話と絵描きグスタフクリムのブログです。

哀愁

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昨夕の話。

『食パンお粥』が主食の僕は、あと一枚になっているのに気付いて、

もう午後7時近くだったけど、お買い物に出かけました。


外へ出ると、まだ微かに光は残っていました。

気になって、西の空を見ると、もうお陽様は沈み、

夕焼けもなくなっていたけれど、

ほのかに輝くお空に、六甲山は、

手前の建物のような漆黒のシルエットではなく、

色鮮やかな紺色でもなく、

淡い淡い蒼色に染まっていました。


それを見つめた瞬間、不思議なことが起こりました。

涙が込み上げて来たのです。

悲しい想い出が蘇った訳でもないのに。


六甲山は静かに眠っているように思えました。

こんな日常茶飯事、雑事の最中、

まるで、旅の途中であるかのように、

センチメンタルな映画の1シーンと出会ったかの様に、

哀愁を帯びた六甲山に心打たれました。

愛しくて愛しくて・・・涙がこぼれそうになりました。


本当に不思議な体験。


大切にしたい・・・・。