klimbrothers’s 童話と絵ブログ

本当ハ面白イクリム童話と絵描きグスタフクリムのブログです。

Ashaの言葉が届きました。無断で紹介します。

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今回やっと、私自身、そしてAsha and dd.punchの表現として

嘘のないものがお見せできたように思います。

神様の不可抗力ではありましたが(笑)、1年という時間をかけたことが、

メンバー・出演者・スタッフの間で作品についてとことん意見を交し合う時間を共有し合い、

作品のコアを、ぶれることなく、勇気をもって表現できることを可能にしたのではないでしょうか。


今回は、かかわった全ての人が色んな意味で、勇気をもって自分と向かい合うことを

要求されていたと思います。

よくダンサーは「胃が痛い」といってましたけれど、どんなに考えても自分自身というのは

決してみえない。

頭も体も最大限に酷使して、とにかく飛び込め、といい続け、

私自身もガタガタになりながらも、決してぶれないように、勇気をもって

自分の言葉で伝えようとつくることに集中してきました。


でも、ヒトの闇-永遠の矛盾は決して終わることがないのだと公演を終えて知らされました。

すっきりとした気持ちはなく、この作品を通して体感した感覚が、

ザラザラと、ささくれだって私の中に残っています。

岸さんは、「打たれた針は残っています」といっていました。


これなのです、私がずっと感じていたことは。

「人間って!」

既にある世界に、意味を付与して生きている私達は、

最低で、最高で、醜くて、美しい。

その瞬間瞬間を、脈うつ命を少しでも感じられたら。






再演の『ベネズエラ

新作『Odd』

良策とも素晴らしい作品となりました。

ベネズエラのダンスシーンは更に磨きぬかれ、

OddはAshaさん本来の仰天発想力と創造力で

痛快なほど楽しませてもらいました。

初日と千秋楽の二度見た公演。それぞれに発見と経験がありました。

ベネズエラでは二日続けて同じシーンで泣いてしまいました。

Oddは全く違うシーンで笑いました。

Oddでは地球の太古からの命のように響き続けるディジュリドゥーにも感銘しました。

そして今回の公演で初めて、ああそれはこんなに大事で只の効果ではなく虚実さえわけてしまう

本質なのだなと思えた『余韻』 両公演とも素晴らしい余韻を味わいました。


三人の踊り手。音楽家。舞台進行係り。音響担当。照明担当。スタッフ全員の

信頼と安心と自発性が本当に静かに力強く結晶した素晴らしい舞台でした。