透明、不透明
五十過ぎて、自分の好みがはっきりしてきた。
色彩の三原則、色相、彩度、明度、って言うけど、
僕が惹かれていたのは、透明、不透明だった。
知らぬ間に惹かれていた絵にはそれがあった。
でも、それだけではなかった。
目の前にある生の光景を見ているときも、
僕はそこに透明、不透明を感じていたのだ。
白と黒の間に無限の透明、不透明が見える。
どんなにカラフルでも透明度が単一なら、なだらかな丘のように
それはひとつの平面、地平。僕にはよく解らない、意識できない心地よい或いは不快な模様。
カラフルではない。
透明度の変化、透明、不透明が僕に語りかけてくる。
不透明を見つける。白だけではないことは最近知った。
平面的なものの方が、実は多層だった。透明度が単一なら決して多層にならない。
彩度の問題ではない。色相の問題ではない。明度の問題でもない。
不当明度の問題。
僕の好みのおはなし。
色彩の三原則、色相、彩度、明度、って言うけど、
僕が惹かれていたのは、透明、不透明だった。
知らぬ間に惹かれていた絵にはそれがあった。
でも、それだけではなかった。
目の前にある生の光景を見ているときも、
僕はそこに透明、不透明を感じていたのだ。
白と黒の間に無限の透明、不透明が見える。
どんなにカラフルでも透明度が単一なら、なだらかな丘のように
それはひとつの平面、地平。僕にはよく解らない、意識できない心地よい或いは不快な模様。
カラフルではない。
透明度の変化、透明、不透明が僕に語りかけてくる。
不透明を見つける。白だけではないことは最近知った。
平面的なものの方が、実は多層だった。透明度が単一なら決して多層にならない。
彩度の問題ではない。色相の問題ではない。明度の問題でもない。
不当明度の問題。
僕の好みのおはなし。