私の原点

中学生の頃

父が購入してくれた百科事典で私は

ロダンのパンセ、ミケランジェロのマドンナ(ピエタ頭部)と出会いました。




美は人の魂の美しさであるという幻を見ました。




それが私の原点です。




私にとって


芸術は人の姿の幻です。







真実と称しながら、人を否定し続ける


科学とは裏腹に、


芸術は人を愛するために存在する幻です。



　
芸術は私に人を愛させてくれます。


人を愛せない私にさえ


芸術は人への愛という幻で私を包み込んでくれます。




人は様々な想いの幻です。


様々な想いへの幻の憧憬が愛です。


曾ては悲しい歌という幻で人は悲しみを浄化しました。




そんな幻を何時の日か描く事が出来たら。