ご報告-その4(最終回-後編)
今回の個展を主催してくれた石田さんは僕達を泊めてもくれました。
マンション14階の彼女の家は天井も高く僕と千絵梨が眠ったのはロフトの上。
部屋の真ん中にはグランドピアノ。
彼女が朝早くおきて朝ご飯の支度をする音に僕は目が覚めました。快感です。
食べられなかったけど・・・
これはきょろねこさんが下さった花束。石田さん家に飾ってもらいました。
そんな石田さん家でも僕に出来たのはスケッチだけ。
もちろん、お話の聞き手にはなって・・・。
僕は語り部になるより、聞き手ていることの方に幸せを感じます。
世界一幸せな観客だから。
この世から愛すべき物がどんどん無くなって行く僕にとって・・・
幸せな聞き手としての残された貴重な振る舞い。それが・・・
スケッチ。
旦那さんも描いたら、すぐにもらってくれました。
玄関の花束も描かずにおれず・・・
家に戻って、石田さんも・・・
いつもの doodle drawing スタイルで・・・
石田さんの友人で紅茶を直輸入してお茶のおもてなしをされている指田さんは
僕の絵本『ラマンチャの夜』を愛して下さり、一ページを
クリスマス用のラベルに使いたいと、仰って下さいました。
お礼の気持ちで・・・
一日にカレーパン2個と薄皮クリームパン四個しか食べられなかった僕は
案の定ヘロヘロになったけど・・・
ああ、何て幸せな・・・ヘロヘロ!!!!