静かな光
Doodle Diaryの継続をやめて、Sketch Diaryを始めました。
スケッチは僕にとって、一番幸せなお絵描きごっこだからです。
何故、スケッチが一番幸せなお絵描きなのか?
やっと解りました。
こんなにお絵描きの苦手な僕が、それでもお絵描きする理由。
僕は『お陽様』『雨降り』『Bachの響き』が大好きです。
でも、それは僕という主体が『お陽様』『雨降り』『Bachの響き』を
客体として愛でているわけではないのです。
主体も客体もない。
僕など存在しない。
『お陽様』『雨降り』『Bachの響き』に溶け込み、ひとつになれるからなのです。
夜中、四畳半のお仕事間から、殆ど真っ暗な寝室にしている六畳間に移った時、
僕は少し驚き、少し幸せになりました。
こんなゴミ箱のような借家の中に、こんな静かな部屋があったのか。
東窓からカーテン越しに射し込む街灯の幽かな光は、
ベッド代わりのカウチを越えて、布団の上に
静かに静かに漂っていました。
照明も灯さず、スケッチしました。
主体が客体を巧みに描く・・・僕にとってスケッチには
そんな意味はありません。
魅了する『光と影』に溶け込ませてくれる、僕を消し去りひとつにしてくれる。
だから、きっと、これからも、『愛』と出会って、スケッチ続けるでしょう。